ダイヤモンドセブン、心斎橋で24時間営業
2021年03月10日
国内6店にわたりブランド品等の買取販売や質預かりの系列店を展開するダイヤモンドセブン(大阪府大阪市)が、心斎橋の店舗で24時間営業に乗り出し集客を伸ばしている。昨年夏から試験的に24時間営業を始め、今年1月の質利用が前年同月比で70件ほど増えた。買取利用も2割程増えたという。同月に大阪府内でも緊急事態宣言が再発出されたことが影響したと見られる。
1月の質取引が昨対70件増
ダイヤモンドセブン心斎橋店
同店では顧客の6~7割が質利用という。「1日に質入れ、延長、質受けを合わせると質関係の取引のみで60件ほど。界隈で見ても当店の貸与金額は上位にあると思います」(吉野将専務取締役)。従前は朝10時から翌朝6時までの20時間営業を行っており、歓楽街で接客業に就いている人や、接客店の経営者などの顧客を多く集めていた。緊急事態宣言の再発出により、時短営業を強いられた経営者が、従業員への給与払い目的として質利用するケースが多く見られたという。
第507号(2021/3/10発行)2面