高校生・大学生がリユース起業、注目を集める若い力を紹介
2021年05月06日
地方を拠点にリユース業を興す高校生・大学生が注目を集めている。地方創生や環境問題など、それぞれに意識を持って邁進している。4人の若い力を紹介する。
高校・大学生がリユース起業
社会課題の解決に意欲
古本の今時書店/平碧仁さん(新潟)
FCや業務提携にも前向きだ
- 「起業率最下位」に一石を
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高校3年時に無人古書店「今時書店」(新潟県新潟市)を開いたのが平碧仁さんだ。ビルの1階部を改築し、「棚貸し」システムを採用した書店を営んでいる。
取材時は9人の本のオーナーが様々なジャンルの古書や新刊を計800冊程度並べている。売上の6割がオーナー、4割が店に入る仕組み。入退出管理には構造計画研究所の「リモートロック」を、決済にはペイペイとストアーズを採用している。また防犯にはカメラを計8台設置し死角を排除した。家族の所有する空きビルの活用方法について話し合った際に、起業を思い付いたという。「当時は新潟の起業率が全国最下位で、そこに学生として一石を投じたかった」(平さん)
平碧仁さん
第511号(2021/5/10発行)16面