京雅苑、着物のサブスク型レンタルサービス開始
2021年06月10日
預かった着物を貸出し
オンラインサービスで
着物やさしいきもちのサイト
新品着物の販売を行う京雅苑(京都府京都市)では、利用者から預かった着物を別の新たに利用者したい人向けに提供するサブスク型レンタルサービス「着物やさしいきもち」をオンラインで開始した。
月額2万6800円で着物、帯、長襦袢、帯締め、帯揚げの計5点セットを貸し出す。現在は22種類から選択できる。同社に預けた着物に借り手が付けば一律2000円(送料利用者負担)、貸出した利用者に現金で支払われる仕組みとしている。
他社サービスと大きく違う点については、ターゲット層を着物が好きでお茶の稽古など普段から趣味などで利用する方に絞っている点という。
赤澤正彦社長は「以前は嫁入り道具として利用する方も多かったが、現在では趣味などで普段使いされる方が多い。また、10数年前より着物が不要になったという声や昨今のコロナ禍の影響もあり新たな挑戦を試みた」と話す。
赤澤正彦社長
第513号(2021/6/10発行)3面