コロナの影響で、利用シーンが広がり、消費者のイヤホン需要が高まっている。中古市場への影響について聞いてみた。
コロナをきっかけにイヤホンの利用シーンが広がっている。例えば、テレワークなどの働き方変化から、カフェやコワーキングスペースを利用した会議が増えたこと、ランニングなど密を避けた運動など。他にも巣ごもりからネットフリックスなどをスマホで利用することも大きな要因となっている。求められる機能は音質やマイク機能、ノイズ除去だ。
コロナで高まるイヤホン需要
中古市場への影響は?
アルティメットイヤーズシリーズ
中古のハイエンドモデルが拡大
イヤホン需要が拡大する中で、中古市場では高単価商材は伸び、低単価商材は需要が減少傾向にあり、機能性やデザインにこだわる人はハイエンドモデルと呼ばれる10~20万円クラスを求める。新品で購入すると高単価になるため、中古品の需要が拡大しているようだ。また、高単価商材人気のもう1つの要因には半導体不足が影響している。イヤホンに使用される部品の多くに半導体が使用されており、昨今のガジェットブームから人気モデルでは特に生産数が減少。中には生産中止になるものも散見されるため、希少価値が高まっている。
第514号(2021/6/25発行)12面