読者の声を紹介するこのコーナー。異なる業態の代表の方からコメントをいただきました。
テーマ:コロナ禍でのビジネスの変化
コ
ロナ禍で飲食業やホテル、実店舗を運営されているところはお客様が減って大変だと思いますが、当社はおうち時間が増えたおかげで、手掛けているアニメのラジオドラマやボイスドラマなどの需要が増え、売上が4倍になりました。ですが、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、何度も業態を変えているのです。
私自身がオタクなので、当社は元々コスプレのフォトスタジオでした。その後、コスプレ衣装の古着を販売することを思い立ち、リサイクル通信も購読して研究。中国経由で古着の輸入をスタートしました。ところが、送られてくる古着の質が悪く、コスプレの部品の欠品が多くて高く売れません。結局、上手くいかずに撤退しました。その次に手掛けたのが、ボイスドラマやオーディオブックなど、オタクコンテンツの企画・制作だったのです。ほどなくしてコロナ禍になり、需要が急激に伸びたので、その点は運が良かったと思っています。
第529号(2022/2/10発行)27面