物々交換で若者に好感、古着店が協賛し「街おこし」
2022年03月12日
金銭が発生しない物々交換が注目を集めている。その中で、地方創生モデルとしてまちごとホテル「セカイホテル」を開発・運営するクジラ(大阪府大阪市)と古着販売を行うヒューマンフォーラム(屋号:スピンズ、京都府京都市)が協賛。街の活性化を狙う物々交換イベントが開催される。
街歩きマップイメージ。新今宮駅以南エリアを対象に行う
物々交換イベント「愛着西成めぐるぐる」は3月26、27日の2日間行われる。大阪・西成区内で労働者の街として知られている新今宮駅以南エリアが対象。この地域は主に若年層からの興味関心が低いことに課題を抱えていた。そこで、ヒューマンフォーラム協賛の元、若年層の関心が高い古着をメインアイテムとして集客、街の活性化に繋げていくイベントを企画した。
新今宮以南エリアを対象とした背景として、クジラの矢野浩一社長は「以前より西成区役所との接点があった。歴史ある街の抱える課題を、何か一つ民間企業が解決できないかと思ったためです」と話す。
クジラ 矢野浩一社長
第531号(2022/3/10発行)16面