「ナナシノ商店街」で開催されたクリーニングデイのイベントを取材
2022年06月19日
5月28日、フィンランド発のリサイクル・カルチャー・イベント、クリーニングデイが日本でも全国で開催された。日本に上陸して9年目の今年、東京都足立区の「ナナシノ商店街」で開催されたクリーニングデイのイベントを取材した。
日本上陸9年目のクリーニングデイ
ナナシノ商店街で店舗コラボのイベント展開
ナナシノ商店街では9日間、店舗同士のコラボイベントが開催された
ナナシノ商店街は東京の足立区梅島あたりに点在する小さな店舗を集めた架空の商店街だ。店同士がそれぞれの個性を活かして繋がり、街全体の価値を上げたいと活動している。
最初に訪れた子育てカフェeatoco(以下、イイトコ)では、2つのイベントが実施されていた。一つは、ガーデナーとして造園業をしているさくら園芸とコラボした「たねだんご」のワークショップ。もう一つは、オーガニック中心の野菜を販売する古民家「野菜日和」の、ありのまま野菜(規格外野菜)で作ったキャロットケーキの販売だ。
子育てカフェeatocoでは、たねだんごワークショップと規格外の人参を使ったキャロットケーキが販売された。左から古民家「野菜日和」の老沼絵里子さん、さくら園芸の涌井規子さん、子育てカフェeatocoの店主、阿部直子さん
たねだんごとは種入りの泥ダンゴのことで、幅広い世代が一緒にだんごづくりを楽しめる。当日はさくら園芸の涌井規子さんの指導のもと、親子がだんごづくりを楽しんでいた。キャロットケーキは取材時には完売の人気だった。
第537号(2022/6/10発行)18面