フリマアプリの普及によって、リユースという考え方が当たり前になった現在。古物市場が年々増えつつあることは小欄でも過去に何度か取り上げましたが、個人事業主として古物商を始める人も増えてきました。最近は、副業で古物商を始める一般の方も増えているようですね。
このように裾野が広がっているリユースマーケットでは、様々な古物市場が立ち上がってきています。最近は古物商初心者向けに完全オンラインで運営している市場もあるようですから、参入障壁はどんどん低くなっていると思います。一方で、選択肢が増えたがゆえにどんな古物市場に参加すればよいか、どのようにステップアップしていけばよいか迷うこともあるでしょう。
相場感みがくにはリアルをおススメ
現在の古物市場はオンラインによる完全非対面、もしくは一部非対面での実施が主流となっています。前者は商品下見から入札まですべてオンライン、後者は商品下見にリアルな会場を提供、入札はオンラインといったパターンです。また、競り方式はリアルタイムで入札する競り上がり式と、入札後、期日経過後の集計で落札成否が決まる事前入札式があります。
第540号(2022/7/25発行)22面