様々な業態のリユース店を訪問し、その時点で一番高い商品を紹介するこのコーナー。今回は東京都世田谷区の古着店Crook。古着の聖地と言われる下北沢で若い店主が昨年5月にオープンしました。店で一番高い商品は、ヨウジヤマモトがかつて展開していた Y's for menのスーツセットアップです。
山本耀司の哲学が詰まった
ウールのセットアップスーツ
Crook(東京都世田谷区)
Crook(クルーク)は古着店が密集する下北沢の中でも異色の店だ。まず、渡邊青空代表が22歳と下北沢の中でもおそらく最も若い店主だ。また、扱う古着は基本メンズで、ユーロのマイナーなデザイナーズブランドやヴィンテージ中心。ギャルソン、ヨウジヤマモトのアーカイブも取り揃えている。平均単価は7000円から8000円。さらに複合ビルの地下にある隠れ家的な店で、気軽に入れる雰囲気はない。状態が良く、「新品に見える古着」が多いのも特徴だ。
「お客様は20代前半の男性の社会人やカップルが多いですね。インスタや口コミ経由が大半で、著名なミュージシャンやスタイリストも来られます」と渡辺代表。
10坪弱の店舗にはユーロ古着中心に約300着取り揃えている
第543号(2022/9/10発行)27面