ブックオフ太田飯塚店、群馬県では上毛かるたの暗唱必須!!
2022年09月18日
その地域ならではのご当地リユース品なるものがある。今回は、群馬県民ならば知らない人はいないと言われる「上毛かるた」について、ブックオフスーパーバザー407号太田飯塚店に聞いた。
上毛かるたとは
群馬県内の特産品や名所、功績を残した人物などをかるたにしたもの。1947年に誕生。戦後、悲しみに包まれた世の中に生きる子供たちに、希望が持てるようなものを与えたいという想いが込められているという。毎年行われている「上毛かるた大会」では、子供たちが地区予選から県大会まで熱い戦いを繰り広げている。大人も子供も、平仮名を一つ挙げられれば即座にその読み札の全文を暗唱できるほどの定着ぶりだ。
群馬県民から愛され中古は品薄に
ポップにある「つ」の札は「つる舞う形の群馬県」。最も代表的な札だ。
ブックオフ太田飯塚店が上毛かるたの取り扱いを始めたのは、約1年前だ。地域に根差した商品を揃えることで、個店の魅力を高めていく取り組みの一環で開始した。定期的に買取依頼があり、「家族で来店したお客様がおもちゃをたくさん持ち込まれると,その中に紛れ込んでいる確率が高いですね」と夏村昌志店長は話す。販売価格は新品の定価838円のおよそ半額。人気がありすぐに売れてしまうため、現在店頭では品切れになっている。「売り場には新品の上毛かるたも一緒に並べています」。上毛かるたに限らず、普段売れ行きが良いものは新品も取り扱っている。上毛かるたに関しては新品と中古が並んでいると中古が先に売れていくという。
第543号(2022/9/10発行)17面