モバイルケアテクノロジーズ(神奈川県横浜市)は、50年前にNECのケータイ修理部隊として産声を上げた会社が源流だ。現在は丸紅の子会社として、中古スマホ事業により年商32億円を上げる。修理技術を強みに、「リファービッシュ」端末の販売に乗り出す。助川敬太郎社長に話を聞いた。
NEC時代の"修理"がDNA、中古スマホで年商32億
1ラインで月1万台再生 今後「リファービッシュ」に注力
モバイルケアテクノロジーズ(丸紅グループ)
助川 敬太郎社長
祖業はポケベルや
ガラケーの修理
── 改めて、会社の沿革を教えてください。
助川 当社はNECグループとしてポケットベルやフィーチャーフォンの修理事業から始まった会社で、そこから数えて今年で50年の歴史になります。
2013年に丸紅の子会社となりました。当時は、現在同じ丸紅のグループ会社であるMXモバイリングとして修理事業と販売代理店事業を行っていましたが、修理事業をスピンアウトし、2015年にモバイルケアテクノロジーズを分社化しました。
── リユースに参入したのは?
助川 リユース事業も始めたのは2016年頃で、現在はリユース関連事業が中心となります。
第544号(2022/9/25発行)7面