ヤマグチ、中古「FA機器」 月販100万

検索

ヤマグチ、中古「FA機器」 月販100万

2022年12月15日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

産業機器や機械工具の商社であるヤマグチ(愛知県名古屋市)は昨年の6月から中古FA機器などの販売サイト「メカトロパーツ.com」を始動し、月間で約100万円の販売高を記録している。今後は在庫数を3万点まで増やす計画で、ゆくゆくは越境販売も視野に入れる。

工場機械や部品など

ヤマグチ 越境販売も視野に入れる越境販売も視野に入れる

FA機器・メカトロパーツとは、工場の自動化に伴い必要となる機械や部品のことで、たとえばモーターやチェーンなどが該当する。同中古商品の仕入れ先は現在70社近くに上る。設備のアップデートや発注ミス、予備用などのさまざまな理由で排出された商品を出張や宅配で買い取り、それをサイトに出品するという仕組み。平均販売価格は2万1000円で、購入業者数は大手メーカーや小規模整備店などを含む約500社だ。出品数は当初の数百点から急増し、今では2300点に膨れ上がった。田村壮課長よれば、従来までの中古のFA機器やメカトロパーツなどは処分費をわざわざ払って廃棄に回されることが多かったが、その多くが未使用のいわゆる新古品だった。「取引先からはどうしてもイレギュラーで廃棄品が生まれる、と相談を受けていた」と田村課長。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第549号(2022/12/10発行)7面

Page top
閉じる