質たからや、店舗を改装、1階ガラス張りに
2022年12月20日
創業60年以上の質たからや(東京都立川市)が12月1日、立川北口店をリニューアルオープンした。入口のある1階は、北側と西側をガラス張りとして、外から店内の様子が見やすいようにした。1階では買取りや質預かりの来店者を2階に案内するほか、ブランド品なども販売。近隣に競合店が増える中、角地に店構えする立地を活かして、入りやすい店作りを意識したという。「質屋をもっと多くの方に知ってもらいたい」と小川雄大社長は話す。
「質屋を多くの方に知ってもらいたい」
ガラス張りとして店内の様子が見やすいようにリニューアル
同社は1957年に創業。現在の立川北口店は2010年よりオープンしていた。
リニューアルにより大きく変えたのが、1階の内外装と2階の内装だ。
それまで1階は北側にのみ入口を開いていたが、角地の立地を活かして、西側からも入店しやすいよう開口を斜めに設けた。またガラス張りとして、1階で受け付けする従業員の様子や、並べている商品を外から見やすくした。「質屋と言えば、換金する所というイメージがありますが、それだけのイメージから脱してもらい、質以外のサービスもあることを伝えていきたい」
2階の査定ブース。椅子や間接照明はカッシーナで揃えたほか、デスクはオーダーメイドで
店舗の外には、質預かりの仕組みや買取相場を表示するデジタルサイネージを設置。「入店する前に価格をイメージできるようにし、誠実さを伝えられたらと思います」
階段を上ると、2階に査定ブースが2卓ある。絨毯を敷き、ホテルのような落ち着いた空間を作り出したという。椅子や間接照明はカッシーナで揃えたほか、卓上を十分に広くとったデスクはオーダーメイドで用意した。
また2卓のブースの間にある仕切りは動かすことができ、1卓として広く使用することもできる。
小川雄大社長
第550号(2022/12/25発行)15面