早いもので、今年もあとわずかですね。小欄は今回で連載100回目を迎えることができました。これもひとえに読者の皆様のおかげと感謝しています。来年も引き続き紙面でお目にかかれたら幸いです。
さて、12月1日に古物業界をザワつかわせる一大ニュースが飛び込んできました。すでにご存じとは思いますが、ロレックスが「認定中古品プログラム」をスタートしました。販売から3年以上経過した中古ロレックスを対象に、ブランドが直々に中古時計を販売していくとのこと。時計業界ではフランクミュラーやリシャール・ミル、ブライトリングなどが先駆けて取り組んでいましたが、とうとうロレックスが飛び込んできました。
現時点は古物相場への影響は軽微と予想
当初はヨーロッパのブヘラブティックでの展開となるようで、来年春以降にはプログラムへの参加を選択した、そのほかの正規代理店でも販売できるようになるそうです。このリリースが発表されてから、業界内では様々なトピックが飛び交っています。正直、現時点ではこのプログラムが古物業界、特に日本のマーケットにどのような影響を与えるかは断言しづらいですが、わたしなりに思うところを綴ってみます。
第550号(2022/12/25発行)13面