大広グループが日中連携で中国越境EC向け買取・販売事業

広告代理店の大広グループ傘下でダイレクトマーケティングを手掛けるディー・クリエイト（東京都港区）と、中国グループ拠点である大広（中国）広告有限公司が連携し、中国越境EC買取・販売事業サービス「Direct to China」をこのほど開始した。日系企業の中国進出を支援する。現状では国内メーカーから商品ブランドの販売授権をもらった上で、中国越境ECプラットフォームの天猫国際（Tモールグローバル）を中心に、メーカー公式旗艦店での新品販売を想定。リユース品の取扱いは、主要ECプラットフォーム上での取引活発が今後見られれば、順次検討していくという。

Direct to Chinaは、日中にわたりグループ3社の知見が融合し事業化へ。日本でのダイレクトマーケティングに知見を持つ「ディー・クリエイト」、中国で広告・マーケティング支援を行う「大広中国」、同じく中国でEC運営支援を行う「DAIKO iDrive China」が組んで、クライアントに対して広告・PRからEC販促、CRM活動までカバーする。

従来、ダイレクトマーケティング、広告・マーケティング、EC販売はそれぞれ専業に分かれるため、企業としては個別に投資・管理が必要となるなど課題があるとされていた。

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