オフィスバスターズ、在庫レス店 売上3割増
2023年04月07日
オフィス家具リユース最大手のオフィスバスターズ(東京都中央区)が、在庫を持たず商談のみを行う店舗の開発に注力している。コロナ下で、在庫を持ち集客力の高かった都内2店を縮小移転させたところ、足元の売上げは3割増に成長。在庫を集約する倉庫と連携は図るが、物流面には関わらず営業に専念できる。働き方や雇用の在り方にも変化を及ぼしているほか、地方都市展開への布石とする。
地方展開の布石に
働き方「営業」に専念 雇用に変化も
- 〈サテライト店の仕組み〉
オフィス家具リユース店「オフィスバスターズ」の新形態は、10坪ほどの広さに事務所と商談スペース機能を設けた店舗。これを「サテライト店」と呼び、現在東京・飯田橋と新宿、そして熊本に計3店を構える。
飯田橋と新宿は、元々50坪ほどの広さで営業していた在庫を持つ店舗だった。それを2020年8月に飯田橋店、21年1月に新宿店をそれぞれサテライト店として移転縮小した。
この2店では、オフィスの移転やレイアウト変更といった大口の工事を伴う受注を集中、足元の売上げはサテライト店に移転縮小する前と比較し3割増に成長している。
第557号(2023/04/10発行)12面