新品市況ではスマートウォッチの販売台数が毎年伸び続けるとともに、相場は出始めの頃より最大2倍ほどと高額化が進む。物価高騰も背景にあるが、ヘルスケアなどの機能が拡充されモノとしてのバリューが上向いていることが大きい。それでも安いリユース品は初心者などが手を出しやすく、こうした需要を上手く拾えているリユース店もいるようだ。
新品は高額化、相場最大2倍も
高額化が進むスマートウォッチ。安価なリユース品を買い求める動きが増しているようだ(写真はソフマップの店頭)
「ポケットにスマートフォンを入れていると、意外と着信に気付きにくい。スマートウォッチは、スマホに着信があった際の通知をメインに使っている」
東京・八王子でリユース店を運営するほか、中古スマートウォッチのEC販売も行う経営者はこう話す。商売でスマートウォッチを扱いながら、自身も仕事やプライベートで中古のアップルウォッチシリーズ6を使いこなしているという。
同店が取扱対象とするのも、2020年に発売されたアップルウォッチシリーズ6以降のもの。月に10台弱仕入れてヤフオク!で販売する中、最も売れ行きが良いのがシリーズ6。価格は3万円ほどだ。
第559号(2023/05/10発行)11面