くらしの友、葬儀後の遺品整理ワンストップ
2023年05月26日
東京・神奈川で葬儀件数トップクラスの、くらしの友(東京都大田区)が、「遺品整理」にも事業を広げている。この分野の先駆的企業、メモリーズ(大阪府堺市)を2020年にグループ傘下とし、葬儀後の遺品整理をワンストップで受ける体制を整えてきた。今年4月にはテレビCMも開始した。
メモリーズと連携、テレビCMも
くらしの友と言えば、俳優・市毛良枝さんが出演する葬儀サービスのテレビCMで知られる。
日本マーケティングリサーチ機構の調べでは、くらしの友は、東京・神奈川での葬儀施行件数で業界トップ(同調査結果を発表したのが22年2月)。くらしの友の公式情報によると、同社が関東で手掛ける葬儀件数は年間8000件以上に及ぶ。
くらしの友は葬儀や婚礼の事業のほか、「互助会」のサービスでも知名度が高い。正式には「冠婚葬祭互助会」と呼ばれ、加⼊者(会員)が毎⽉⼀定額の掛⾦を積み⽴てることで、冠婚葬祭の儀式に関するサービスをお得に受けられるシステムだ。割賦販売法に基づき経済産業⼤⾂の審査を通過した企業のみが運営できる事業で、同社は1973年に関東第1号で許可を取得している。
第560号(2023/05/25発行)24面