【速報】GTホールディングス 、ブランド時計の「ブルークウォッチ」を傘下に

GTホールディングス（東京都港区）は5月30日、子会社の宝美堂（大阪府大阪市）がブルークウォッチカンパニー（大阪府大阪市）の株式を100％取得し、グループの連結子会社化することを取締役会で決議したと発表した。契約締結日は6月1日。取得価額は非公開。

ブランド時計を強化

大阪心斎橋にあるブルークウォッチカンパニーの店舗

ブルークは、2000年7月にブランド時計のネットショップとして創業。並行輸入によるブランド時計を中心に扱っており、ガガミラノやタグ・ホイヤー等の販売に強い。2016年には大阪心斎橋に店舗も構え販売も行っていた。2022年3月期の売上高は19億7200万円。営業利益は2700万円。オーナーの健康上の理由によりGTの傘下に入ることにしたと言う。

GTは近年、消費者向けの販路を強化する戦略を取っており、相乗効果が見込めると判断。牟田成CEOは、「中古品の取り扱いを強化することで、ブルークの成長は十分に期待できる」と語った。同社は、4月に東京プロマーケットに上場。資金調達がしやすくなったことでM＆Aを加速させる考えを示していた。

第561号(2023/06/10発行)2面