産業ロボットメーカーのメカトロ・アソシエーツ、リユース事業本格化
2023年07月06日
ロボットメーカーのメカトロ・アソシエーツ(石川県小松市)は、リユース事業を本格化する。同社の主力事業は、幅広い業種の産業用ロボットの設計・制作・販売だ。中古品の買取りと再販も約10年にわたり展開してきたが、買取りを強化するためより事業の認知度向上を目指す。
自社でシステム設計から手掛ける
買取りを強化、リユース事業本格化へ
同社の強みは、ロボットシステムの開発を自社で行うこと。中古品の再販の際も、納品企業の生産する商品や要望に合わせ、システム設計から手掛ける。
溶接ロボットの場合、中古品の価格は新品の約半額である300万円ほどに設定する。少ない投資で新規事業を始めたい企業や、従業員10人以下の中小企業に人気がある。中古品は自社ホームページで販売し、掲載後1〜3ヵ月で売れてしまうという。年間販売台数は、多い年で10台ほど。リユース事業は、年商の10%ほどを占めている。
第563号(2023/07/10発行)5面