毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第38回。
(前回までのあらすじ:起業して数十年、全力疾走し続けた岡本社長はあるきっかけで難病を発症、3年間寝たきりのような生活に。その中でも持ち続けたのがアフリカへの熱い思い。縁のあるアフリカに復活の糸口を求めていざ出発!)
癒しと視察のガーナ、引き寄せパワーで古着の神様にも遭遇
僕は根っからアフリカ人LOVER
アフリカは54ヵ国もあるけど、なぜガーナ、ケニア、ルワンダをチョイスしたかというと、この国々には共通点が3つ。英語が公用語であること、治安が比較的良いこと、古着の輸入がOKなこと。
なんだか軽くアフリカ2ヵ月滞在を決めたみたいに見えるけど、何故か僕は昔からアフリカに馴染みがある。若かりし頃アメリカで起業した時のパートナーは「イノ」っていう名前のアフリカ人で、今でも家族ぐるみの付き合いをしている。イノのお陰でアメリカでもアフリカンコミニティーにハマっていた。尊敬する人を5人挙げろと言われたら、間違いなく2人はアフリカ人というぐらいのアフリカ人LOVERだ。
そんな縁で10年ほど前にパートナーのイノと、ナイジェリア、トーゴ、ベナンに行ったがその時のナイジェリアはマジで恐怖だった。昔からインドやらネパールやらカンボジアやらの途上国で大抵のことは経験済みなので、そんなに臆することもないのだけど、アフリカの何が怖いって、彼らの身体能力はケタ違いなのだ。昔アメリカの古着倉庫で腕相撲大会をした時、僕が両手でも勝てなかったアフリカンアメリカンのスタッフと、アフリカ人のイノがやったら、イノが一瞬でねじ伏せたのを目の当たりにした。
第564号(2023/07/25発行)26面