「偽サイングッズが後を絶たない」鑑定会社が語る実態

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「偽サイングッズが後を絶たない」鑑定会社が語る実態

2023年12月22日

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「日本では偽サインが抑制できていません。グッズとペンがあれば手間をかけずに書け、堂々と流通している」と話すのはサインの鑑定会社、シードスターズ(運営:シード922、アメリカ合衆国)の松本昭憲代表だ。偽サインは色紙だけではなく、ポスターやフォト、ボールやユニフォームなどに書かれているという。サインの存在で価値を高め、フリマアプリに出品するケースが後を絶たないそうだ。

シード922、書き慣れているかを鑑定

シード922 偽サインと鑑定した大谷翔平選手、 マイク・トラウト選手のサインボー ルセット。44万円で販売されていた偽サインと鑑定した大谷翔平選手、 マイク・トラウト選手のサインボールセット。44万円で販売されていたという

同社の鑑定実績の7~8割は、スポーツ選手が書いたとされるサインが占める。今年3月のWBCの開催以降、特に大谷翔平選手の偽サインが見られるようになった。日本の歌手や声優のほか、マイケル・ジャクソンやマイケル・ジョーダン、マリリン・モンローやウォルト・ディズニーといった海外の著名人のサイン鑑定実績もある。データの少ない著名人の場合、同社からアメリカの鑑定会社が代行の依頼をする。

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574号(2023/12/25発行)4面

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