カジ・コーポレーションのグループ会社でブランド品のリユースを専門に手掛けるのがRs-JAPAN(神奈川県横浜市)だ。コロナ禍で直営店舗を全て閉鎖し、B2Bのブランドリユースに特化。前期の売上高は36.2%増の150億円強と、主催する古物市場「Rsオークション」を軸に事業の拡大を図っている。昨年8月に代表に就任した三橋剛社長に聞いた。
B2Bのブランドリユースで成長
オークション事業は
ウェブ下見を強化
Rs-JAPAN
三橋 剛社長
業者買取と市場の
両輪で仕入れ
── 前期の売上高は36.2%増の150億円強と大幅に伸びました、要因は。
三橋 外部要因が大きいと思っています。コロナ禍で中国やフィリピンを中心に海外事業者向けの卸販売が伸びました。渡航制限もかかっていましたが、海外には商品が送れたので伸びていました。また、相場の上昇も追い風になったと思います。
── 足下の市況はいかがですか。
三橋 市況は厳しくなってきています。中国経済のバブル崩壊や為替の問題もあります。ここ数年は中国向けが伸びて、売上高の2~3割を占めています。ただ、中国がダメなら欧米もあるので、そこは模索中です。アジア圏では、フィリピンを始め、ベトナム、タイなども伸びてきています。
第577号(2024/02/10発行)11面