リユース業界における商品別の有力企業をまとめた「業界地図」。今回は古着を扱う企業を紹介する。古着市場は、リユースの中でも規模が大きく、成長著しいセグメントだ。そのため、幅広い事業者が独自の領域で成長を図っている。
古着業界を大きく2つに分類すると、国内古着と輸入古着に分けられる。前者は国内の消費者から買い取った衣料を販売する形態で、後者は海外から輸入した古着を販売する形態だ。
国内古着勢を更に細分化すると、古着以外にさまざまな商材を取り扱う総合系、古着主体で事業展開する専門系、EC販売を主体に行うオンライン系、一次流通企業が再販を行う公式リセール系に分けられる。残りのフリマアプリ系と無人系では、国内古着と輸入古着が混在している。フリマ系では、主に消費者が所有する衣料を販売したり、個人事業主等が輸入古着の卸会社から仕入れて販売。また、無人店系では、輸入古着の卸会社から仕入れて販売したり、国内古着の滞留在庫品等を販売している。このように古着セグメントは7つに分類される。
第578号(2024/02/25発行)13面