中国地方を中心に全国33店舗を展開する不用品回収チェーンの片付け堂(東京都中央区)。不用品回収では珍しく、フランチャイズ(FC)で多店舗展開を手掛ける。21年就任の小澤宏彰社長は異色の経歴で、前職は大手シューズメーカーの生え抜き社員だった。靴と不用品回収、全く異なる業種に共通する「FC展開」のポイントを訊いた。
「片付けFC」で全国33店舗
加盟に「一般廃」必須
多店舗展開で信頼獲得
小澤 宏彰社長
グレイッシュな印象
払拭狙い多彩な施策
──御社の概要を教えてください。片付け堂はアカルタスHDグループで、片付けのチェーンを33店舗展開されていますね。
小澤 はい。まずアカルタスHDは、もともと島根の松江にある、アースサポートという1963年設立の産廃業が祖業です。将来の上場を目指し、18年にHD体制を敷きました。その中で片付け堂は、13年に事業を立ち上げ、17年に法人設立した不用品回収チェーンです。メインは33店舗を展開する「片付け堂」。ほかに「解体堂」を2店舗やっています。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)にも加盟しております。全国展開を行なっている不用品回収業で、JFAに加盟しているのはうちだけです。
──現在のFC展開を本格化させたのはいつ頃でしょうか。
第583号(2024/05/10発行)11面