今年3月の途中、初めてアルバイトを採用しました。というのも、1年半古着店をやって見えた課題の1つが発信力の弱さで、それを補うには誰かの力を借りる必要があったためです。若年層がメインターゲットにもかかわらず、インスタやティックトックでの投稿にずっと苦手意識がありました。また、アルバイトを雇ってみることで店舗業務のマニュアル化が進み、僕がいなくともお店が回るような仕組みを長い目で作れたらいいな、と後付けで考えるようになりました。
週末限定シフトでSNS用動画を制作
Canvaを使えば初心者でも難なく動画編集ができる
CapCutで編集してもらったリール動画
とはいえ、そんなにたくさんの資金はないので、週末だけの時短シフトで募集してみました。
ひとまず店舗のSNSで募集要項(週1日/12~18時/時給1000円/業務内容:店番とSNS投稿)をつぶやいてみたところ、なんと翌日にはリプが届いていました。その方は19歳のフリーターの男性で、高校生の頃にゲーム配信で多少の投げ銭を稼ぐくらいにデジタルネイティブでした。聞けば、動画編集が好きで古着屋の告知動画も作りたい、とのこと。こんなうまい話はないとすぐに採用しました。志望動機を聞くと「古着に最近興味を持ちはじめたから」だそうで、古着業界のブランド力にも助けられたかたちです。
第583号(2024/05/10発行)24面