老舗80年超の「カメラの大林」EC販路拡大
2024年05月28日
老舗のカメラ小売店、カメラの大林(運営:大林、大阪府大阪市)は、ネットでの販路を拡大している。中古カメラは自社ECと、アマゾンに新品カメラと屋号が異なる「ヴィンテージショップ」を設けて販売を始めた。中古の売上の4割が、EC経由によるものだ。EC強化後、中古の業績は伸び続け、現在のリユース売上高は前年比10~15%増となっている。
中古売上の4割がネット経由
自社ECもリニューアル。新品と中古品、どちらも販売する
同社は創業から80年以上、大阪・梅田エリアで新品と中古カメラを扱う店舗を運営し、大阪で安定的な知名度があるという。だがコロナ禍で来店者を増やすことが難しく、ネット販売の強化を開始。アマゾンでは新規利用者を増やし、東京など全国に客層の幅を広げた。
第584号(2024/05/25発行)5面