「ワサビ」が外販スタート、1枚2円でDL利用可能に
2015年08月20日
リユース業者向けシステム開発を行うワサビ(京都府京都市)が、画像結合システムを9月に外販する。名称は「オートフォトレタッチ」。導入しているリサイクルショップでは、1点10分かけていた画像処理が、100商品10分で終了するようになったと言う。
ネット出品用画像結合100品10分で
フォトショも専任者も不要に
リユースショップが中古品をネット販売する時に、オンラインモールを利用するケースが多い。しかし掲載できる画像点数は決まっているため、それ以上商品画像を載せたい場合は、複数画像を結合して1枚にする必要がある。ワサビの大久保裕史社長によると、中古品を販売する場合、状態やキズ・汚れを詳しく見せるために掲載枚数が増えるケースが多く、結合作業に人手をとられていると言う。
オートフォトレタッチを使えば、ボタンを押すだけで指定した枚数に一瞬で結合できる。フォトショップを使って人の手で結合作業をする必要がない。商品を撮影する前にバーコード写真を撮影しておけば、バーコードの文字情報を認識して自動で紐づけまで行う。
ダメージもマーク
中古販売に特化して開発しているため、その他の画像処理機能も充実しているのが特長だ。
ダメージ箇所のマーキングも、他のアプリケーションを立ち上げることなく、タッチするだけで丸をつけることができる。自社のロゴを付けたり、ズームや濃淡の調整、明るさのコントラスートフォトレタッチ上で行える。
373号(2015/08/10発行)20面