松屋浅草 リユース浴衣販売会が好調
2024年08月03日
百貨店の松屋(東京都中央区)は6月26日から7月30日にかけて松屋浅草(同台東区)においてリユース浴衣の販売会を実施した。地元顧客や外国人観光客の好評を得て、最終売り上げは約200万円と当初の目標の2倍に着地した。
幅広い来店者層 立地が活きる
昔ながらのデザインの良さをを持つ商品を並べた
松屋は銀座・浅草に計2店舗を展開する老舗百貨店だ。先に行ったリユース和装の催事販売会で、特にリユース浴衣の販売実績が好調であったため、1階の婦人雑貨プロモーションスペースに1ヵ月間ブースを設置。和装小物を含めた250点を用意した。
新古比率は新品4割、中古6割。リユース浴衣は5000~5万円まで幅広い価格帯の商品をそろえ、新品は5000~1万円の低単価品を展開した。
好調の要因は複数ある。1つ目は商材と土地との親和性の高さだ。浅草は土地柄、和装文化が浸透しており、地域内での和装の需要が元来高い。また、和装を購入先するために浅草を訪れる若年層顧客の獲得にもつながった。
第589号(2024/08/10発行)2面