リブロ 南砂町ショッピングセンターSUNAMO店(東京都江東区)
繁盛店の店づくり【vol.234】リブロ 南砂町ショッピンセンターSUNAMO店、駿河屋が新刊書店とコラボ
新刊書店の「LIBRO」と中古ホビーの「駿河屋」がコラボレーションした新しい業態の店舗「リブロ 南砂町ショッピンセンターSUNAMO 店」が2021 年2月にオープンした。新刊本と関連中古グッズを同時に買える店として注目されている。
男性客増え、客単価アップ
リブロ南砂町ショッピングセンターSUNAMO 店
リブロ 南砂町ショッピングセンターSUNAMO店 店内図
点線から左が駿河屋のスペース。
系列の他書店の場合、コミックは万引き防止の意味もあり、レジ近くに置くことが多い。
しかし、この店ではあえて、駿河屋のスペースに近いところに、新刊のコミックや趣味性の高い雑誌を置いている。
「漫画を中古でセット買いをして、抜けている巻だけ、新刊で購入されてるお客様も多いです」と、石塚紀子店長
「通常200坪の新刊書店の場合、客単価は1300円ほどですが、駿河屋とコラボしたことで1800円にまで上がっています」。そう話すのは、同店の石塚紀子店長だ。
ショッピングモール内の書店は通常7:3で女性客が多い。しかし、この店舗は5:5と男性が多いのが特徴だ。これも客単価を押し上げている要因となっている。
「2月のオープンから、本はすべてのジャンルで右肩あがりに売上が伸びています。"駿河屋効果"を実感しています」(石塚店長)。
オープン | 2021年2月4日(書籍のみプレオープン)2月17日(駿河屋買取り受付開始)、2月27日(グランドオープン) |
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取扱い商品 | 本(新品・中古)、文具。以下リユースのフィギュア、ゲーム、アニメ関連グッズ、CD / 映像ソフト、トレカ、おもちゃなど |
スタッフ数 | 27名(常駐平日6〜7 名、土日祝8〜10名) |
備考 | 店舗面積/323坪(書籍・雑誌203坪、文具20坪、駿河屋100坪) 客単価/約1800円 売上げ構成比/リブロ70%, 駿河屋30% 客層/30代がメイン。ファミリー層中心。男女比は男性50%、女性50% 備考/リブロプラスは2018年9月、リブロ、万田商事、あゆみBooksの3社が合併して誕生。「リブロ」「オリオン書房」「あゆみBOOKS」「文禄堂」「よむよむ」「PAPER WALL」「パルコブックセンター」「文喫」の8つの屋号の書店を展開している。 |
第519号(2021/9/10発行)17面