繁盛店の店づくり【番外編】中古レコードのタチバナ、ピンチの時も中古レコード店の誇りを持ち奮闘を続ける

検索

中古レコードのタチバナ(神奈川県横浜市)

繁盛店の店づくり【番外編】中古レコードのタチバナ、ピンチの時も中古レコード店の誇りを持ち奮闘を続ける

「繁盛店の店づくり」

2021年12月22日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

繁盛店の店づくり 番外編

クラシックやジャズ、ロック、ポップなどオールジャンルの中古レコードを扱う「中古レコードのタチバナ」(神奈川県横浜市)。
アナログレコードブームと言われているが、コロナ禍では一時的に買取りが殺到し、厳しい時期もあった。ピンチの時も、古き良き中古レコード店の誇りを持って奮闘を続けている。

中古レコードのタチバナ

コロナで奮闘 中古レコード店
お客との信頼関係が支え

中古レコードのタチバナ

「今、一番売れるのはジャズですね。だからといって、ジャズだけいつもの倍以上品出ししたら、後が続かない。うちはそういう商売はしないんです」。そう話すのは中古レコードのタチバナ代表の横山功さんだ。

黄色のプライスカードを貼っている超音波洗浄機(左下写真)や、汚れを吸い取るタイプのレコードクリーナー(右下写真)を使ってきれいにしたものは、黄色のプライスカードを貼っている

超音波洗浄機 レコードクリーナー

超音波洗浄機にかけた後のレコード超音波洗浄機にかけた後のレコード。ピカピカだ

コロナ禍で買取りが急増し、確保しておいた倉庫が満杯。「今年先代の父親が亡くなりましたが、同年代の80代の方の終活に備えて倉庫を拡張していました。これで10年はもつと思っていたら、2020年4月で埋まってしまったんです」(横山さん)。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

Shop Data

オープン 1961年(昭和36年) 8月21日
備考 ●店頭在庫/約3万枚
●売り場面積/約20坪

「中古レコードのタチバナ」は代表の横山功さんの父親が、横浜・白楽の六角橋商店街で新譜のレコード店としてスタート。1975年頃から中古レコードも扱うようになり、2006年からは中古レコード専門店に。2012年に青葉台に移転した。

第526号(2021/12/25発行)14面

Page top
閉じる