福島県いわき市の阿武隈書房が2021年11月、仙台市に2号店をオープンした。出店の狙いは買取りの強化だ。東北最大の都市・仙台市に実店舗を出店し、学術系の専門書の取扱量を増やしたいと考えている。
阿武隈書房 仙台店(宮城県仙台市)
実店舗で買取強化を狙う
入口近くの陳列棚。子どもが来店した時など、座って本が見られるようにベンチとしても使えるようにしている
木製の本棚が並ぶ店内。木目の模様をそのままを活かした什器は、宮城県産の杉材を使っている。宮城県の県産材需要創出事業の助成を受けたもので、お客からは「木が持っている柔らかな雰囲気がいいね」と言われて好評だ。
阿武隈書房代表の有賀史人さんは「仙台に2店舗目を出店した狙いは、買取りの強化です」と話す。
古書店としては、通路が広めの店内。フロアは奥に細長く続いている。入口付近には300円均一のコーナー、その隣が新書や文庫。奥は哲学や民俗学、歴史など専門書のコーナーになっている
店舗のカウンター。こちらも木材を使っていて、温かみがある
オープン | 2021年11月26日 |
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取扱い商品 | 古書約12000冊 |
スタッフ数 | 6名(常駐2~3名) |
備考 | ●店舗面積/約50坪 ●客層/20代~70代 男:女=6:4 |
第543号(2022/9/10発行)8面