浅草・蔵前にあったヨーロッパヴィンテージ雑貨の緑園(東京都渋谷区)が、初台に移転して、今年で4年目を迎える。元・畳店だった店舗は、天井の高さを活かした開放的な空間づくりが特徴。コストをかけずに、ヴィンテージ雑貨が映える陳列を心がけている。
天井の高い、元畳店を改造
天井の白い布が印象的な店内。奥まで見通せるように、手前には背の低い什器を置いている
店舗の奥行きは約18メートル。天井の高さは4メートル。その天井には綿の白い布がふんわりと張ってある。通路幅も広くとっている店内は、空気の膨らみまでも感じられるようだ。
店舗の2階は、以前住居として使われていて、天井には配管が剥き出しになっていた。それをコストをかけずに隠す方法として、布を使うことを緑園代表の大澤真純さんが提案。これが店の印象の決め手となった。
オープン | 2015年9月、浅草・蔵前にオープン。2021年6月、渋谷区の初台駅近くに移転。 |
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スタッフ数 | 2名 |
備考 | ●店舗面積/約100㎡ ●店頭在庫/約2万点 ●客単価/5000円~1万円 ●客層/ほぼ女性。年齢層は40代以上 ●売上構成/実店舗:催事:通販=5:4:1 |
第583号(2024/05/10発行)15面