晴れる屋 粗利率変えず売上げ増
2024年10月01日
トレカ専門店を全国27店舗運営する晴れる屋(東京都新宿区)の24年3月期の売上高が約100億円となった。そのうちリユース売上高は76.4億円で前期比25%増となった。増収の主な理由は、在庫オペレーションの改善だ。また、同社の主力商材にあたる「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」を楽しむ層の拡大により出店店舗が成長した。
在庫の流動性を改善
エリアマネージャー工藤 貴敏氏は「23年度の成長の最も大きな要因は在庫の流動性に専念した点です」と話す。
同社では店舗ごとに売れる商品の傾向が異なるため、店頭商材は店長が本部より取り寄せていた。今年度からは販売記録のデータを基に、本部が商材を支店ごとにセレクトし、供給した。さらに2週間購入されなかった商材は本部に戻し、ECで販売するサイクルを作った。
各店舗で無料のMTGの初心者体験会をほぼ毎日実施し、新規顧客の定着を狙う
第592号(2024/09/25発行)3面