タワレコがマケプレ参入
2024年11月10日
タワーレコード(東京都渋谷区)は、マーケットプレイス運営に乗り出した。10月22日、自社EC内に、個人や法人が音楽メディアを出品できるプラットフォームを開設した。CDショップチェーン大手として、ECには既に幅広いジャンルの音楽ファンが集まっているという競争優位性を生かし、差別化や取引の活性化を図る考えだ。
音楽メディア、個人や法人が出品
個人や法人が音楽メディアの出品できる
「一般流通の商材だけでは、満足のいくコレクションができない時代になっています。中古市場には大事な商材が眠っていて、全ての音楽ファンのニーズを満足させるには必要不可欠な要素だと考えています」とタワーレコードのマーケットプレイス事業本部の金子雄樹本部長は話す。
同社は、2019年に「TOWER VINYL」の屋号で買取販売に参入。同屋号は既存店内にのみ売り場を設けていたが、マケプレを通して出品されることで、中古品をネットで売買できるようにした。また同屋号では中古レコードを中心に取り扱っていたが、CD、Blu-rayやDVDと対象商材を拡大している。
第595号(2024/11/10発行)1面