古着ブームの再来により、いわゆる「古着の街」が増加している。石川県金沢市の竪町(たてまち)もその1つだ。東京の下北沢や大阪のアメリカ村のような古着街となるのか。竪町の古着動向を追った。
新品店がイオンに移店
老舗古着ら空きテナントに
スピンズヴィンテージ金沢店。古着を中心に約5000点の商品を揃える
竪町ストリートは、金沢21世紀美術館のほど近くに位置する430メートルの一本道だ。およそ200店の店舗が立ち並ぶ。かつては新品衣料品の店舗が多く出店していたが、北國新聞によるとここ2年で11店舗の古着店が開店したという。
竪町に10年以上勤務するSPINNS金沢店(現SPINNS VINTAGE)の太田風汰店長によると、竪町に古着店が増えた背景には大型ショッピングセンターの出店と、それに伴う周辺の変化があるという。
第596号(2024/11/25発行)15面