ドバイでは、日本の中古車が大人気です。シャルジャ周辺は物価の安さもあって(家賃に至ってはドバイの約半分!)たくさんの倉庫が立ち並んでおり、日本車を扱う「中古車街」的なエリアも存在しています。
越境ECの重要基盤
世界のビジネスハブ・ドバイ
カーパーツと携帯端末
国内大手も中継利用
倉庫の中には解体されたパーツが並ぶ
余談ではありますが、シャルジャの様子はドバイとはまるで正反対であり、道路も塵だらけでガタガタ。海外探訪の際、私は移動手段として配車アプリの「Uber」を利用しているのですが、ドバイからシャルジャまでの移動を依頼すると、勝手に別料金を加算されてしまいました。日本でいう個人タクシーのような車に乗るとぼったくりが多いです。出くわした際には世界の共通語である大阪弁でなんとか値切り交渉を成立させました。とはいえ、ドバイでタクシーを利用する場合は配車アプリの利用がおすすめです。
さて、中古車街についてですが、ここでの人気商品はお察しの通り日本の中古車。しかも、本体だけでなくあらゆるパーツが大人気です!その販売ルートというのがなかなか面白くて、まずは日本で車を半分にカットしてコンテナで運び、ドバイ現地でさらにバラしてボディ、エンジン、ライト、足周りと全てが売れ、結果的に残るパーツがありません。そしてこれらは中東やアフリカへも売られて行きます。
第603号(2025/03/10発行)19面