来年で創業100年を迎えるBOOKSあんとく(福岡県久留米市)は、新刊書籍販売と並行しながらリユース業態も進めてきた。郊外に構える大型書店3店の運営を主軸としつつ、1980年代というリユース黎明期から、様々な商材ジャンルの買取販売に挑戦してきた。その歴史を、代表を務める3代目の安徳紀美社長に聞いた。
様々な商材ジャンルに挑戦
中古ゲームから開始
ブックオフ加盟時代も
「キングラム 大牟田店」は既存の新刊書店と切り離し、独立した路面店として運営している
BOOKSあんとくは、文具の糊製造・販売から事業を始めたのちに、雑誌の販売に乗り出した。現在は書籍全般をメイン商材としている。
1947年に「安徳書店 六ツ門店」をオープンし店舗を増やすなか、1986年に初の郊外大型店を出店した。同店は複合店と打ち出し、新刊本販売以外のサービスを拡充。レンタルビデオや文具の販売のほか、初のリユース業態であるゲームの買取販売も始めた。
第606号(2025/04/25発行)19面