最短1週間で手元に!!
低価格で、早く、簡潔！既存の衣類染め替えサービスの課題を解決した、「and Colors」が話題を呼んでいる。運営するのは縫製サービスのマーケットプレイス「ヌッテ」を運営する、ステイト・オブ・マインド（東京都渋谷区）。
8月のプレオープン以来、300件以上の注文が集まっている。
①②染色前後の洋服 ③坂本愛子取締役（右）と広報の佐藤杏里さん ④and ColorsのHP
「お気に入りの洋服だけど、10年も着たから色あせが気になる」、「奮発して買ったブラウスに、コーヒーをこぼしてしまった」。and Colorsには、持ち主の思いのこもった洋服が連日届く。それは台東区の工房に集まり、染められる。約1週間後には、色を変え新たな姿で持ち主の手元に帰っていく。
「低価格で、早く、簡潔なサービスにしたかった」と坂本愛子取締役は話す。
衣類の染め替えサービスは、少数ながら存在する。しかし気軽に使われているかと言うと、まだまだ敷居が高いイメージが付きまとっている感が否めないと言う。
「ネックになっていたのは、価格が高かったり、見積もりを合わせると数ヵ月以上も待たされたり。なかなか気軽に試すことは難しかったんです」。
そこでand Colorsは、「服を買うように気軽に染め替えできること」を大切にした。価格は、1点あたり3000〜4000円に抑えた。「個人で依頼すると、1万円以上する場合もあるんです」。
ユーザーは申込みフォームから、製品の主な繊維名や住所など基本情報を入力。そのあと同社宛てにアイテムを郵送するだけだ。
and Colorsでは、染色日を2週間に1度設定し、その期間で集まったものをまとめて染色する。最速で依頼から、1週間で手元に届くと言う。
405号（2016/12/10発行）10面
