ストックラボ、5年間で売上高5億円のカギは「バイヤー育成」
2017年04月14日
古着やブランド、お酒を扱うストックラボ(東京都新宿区)が順調に売り上げを伸ばしている。会社設立から4年目の2016年9月期の売上高は5億円で、今期は8億〜10億円を計画する。
集客はWEBマーケティングに力を入れている
同社の商品調達のメインは買い取り店。WEBマーケティングで集めたお客を店舗に送客し、知識と接客力の高いバイヤーが買い取り成約に結びつけていく。「500円刻みでシビアに価格をつけられ、ウンチクを持っているお客さんとも対話できるバイヤーを育成しています」(藤井剛営業本部長)
これまで買取店を新宿と麻布で展開しており、2月には横浜にも出店した。近く、都内に3店舗と地方にも数店出店する考えで、年内に銀座への出店を計画している。
「買取店はたくさんありますが、消費者はその中で商品価値の分かる店に買い取ってほしいと考えています」(藤井営業本部長)
実店舗だけでなく宅配買い取りにも注力しているが、総合型ではなく専門特化型で「革靴専門」「毛皮専門」などをつくっている。
同社が短期的にバイヤーを育成できるのは、市場の運営を行っているからだ。オパールコーポレーションやカーロ、ビズステーションと共に4社共催でジャパンアパレルオークション等手がけており、同社のバイヤーはそこで大量の商品と相場感を学ぶことができる。
ストックラボ 藤井剛営業本部長
413号(2017/04/10発行)5面