リットーミュージック デジマートで楽器下取スタート

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リットーミュージック デジマートで楽器下取スタート

2017年04月14日

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楽器ECモールで売買活性化

インプレスグループで楽器ECモール「デジマート」を運営するリットーミュージック(東京都千代田区)が従来の買取に加え、4月3日に下取サービスを開始した。出店する楽器販売店が下取を行う。

MY楽器ページに登録すると、各楽器ごと買取可能な店舗が表示されるMY楽器ページに登録すると、各楽器ごと買取可能な店舗が表示される

デジマートには約400店が出店し、約25万点の商品を掲載(中古含む)。ギター、ベース、エフェクター等に強みを持ち、「楽器ECモールの規模では、国内最大級なのでは」(本間彰室長)と話す。先行して昨年7月に始めた買取は、月間査定点数が半年で30%増と好調に推移している。

同社がデジマートで下取を提供するのは、購入を促進するためだ。ユーザーは下取金額を原資に買い物できるため、参加店にとって販売の機会増に繋げやすくなる。

同時に参加店は中古品を仕入れできるメリットがある。近年は中古への抵抗感の薄れから楽器の中古もよく売れるため、商品調達面での利点も大きい。

この取組みを通じ、同社としては早期に掲載商品数30万〜40万点を目指す。「売買活性化で楽器マーケットを拡大したい。デジマートがその役割を担えれば」(本間室長)。

下取の流れはこうだ。サイトのMY楽器ページに売りたい楽器の写真アップ・情報入力を行うと、その商品カテゴリで買取可能な店舗が表示。そこで「オンライン査定」を申し込むと、各店の買取参考価格を見ることができる。実際に査定を依頼したい店舗を選び、「現物査定」に進む。金額が折り合えば、新しく購入した楽器の価格から下取分を値引いた金額でクレジット決済できる。

リットーミュージック事業開発室 本間彰室長リットーミュージック事業開発室 本間彰室長

413号(2017/04/10発行)5面

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