経産省調査、72%の人「中古売りたい」 人気はフリマアプリ
2017年05月12日
最も利用したいのがフリマアプリ
経済産業省が4月24日、平成28年度の「電子商取引に関する調査」を発表し、その中でリユースについて詳しく記述した。
消費者に行ったアンケート(期間2017年2月13日〜24日、n=12才〜60才まで1万人)によると、中古を販売した経験のある人は20・7%、中古を購入した経験のある人は30・5%でリユースの経験率は低い。しかし、今後の利用してみたい意向を問うと、販売は72・0%、購入は58・4%と軒並み高かった。
チャネルに関しては、最も利用してみたい意向が高いのが「フリマアプリ(販売43・1%、購入43・4%)で、続いて「リサイクルショップ(販売38・0%、購入39・1%)、「ネットオークション(販売33・1%、購入39・1%)となった。
尚、ネットオークションは2000年初頭頃から利用が拡大しており、2016年の市場規模は1兆849億円と推計された。その中でCtoC取引は3458億円。入札価格を競い合うため、高級ブランドや家電など高値で処分したいニーズと相性が良いと分析した。これに迫っているのが2012年頃から登場したフリマアプリ。推計市場規模は3052億円で、約4年間で大きなマーケットを形成した。今後も急拡大が予測されている。
415号(2017/05/10発行)3面