MuFFort、「ドイツ市場が今アツイ...」
2017年05月12日
カメラやアニメグッズ等に需要
eBay運用代行や出品代行のミューフォート(東京都品川区)が、フォネックス・コミュニケーションズとeBayドイツの越境EC支援サービスを3月から実施している。
MuFFortのホームページ
eBayで実績のある日本のセラーを中心に、中古アパレルや、フィギュア、京都の商品(お茶や着物等)、新品カメラなどを扱う企業が参加している。出品者は画像データや日本語の商品情報などを揃えるだけで、ドイツ語への翻訳や出品・CS対応・ドイツへの発送作業は同チームが行う。
「本業であるeBay USの運用代行やコンサルティングで培ってきた知見を活かすことができる」(福井牧彦代表)と言い、よりドイツ人ウケする言葉遣いや、見せ方もプランニングする。
現在毎週20〜30点ずつ出品しており、今後拡大していく。ドイツでの人気は、カメラやアニメグッズ。
「eBayでもドイツは、米、英、豪に続いて4番目に大きなマーケットです。英語圏のeBayサイトでは、他の国のページでも表示される仕組みだが、ドイツ語に翻訳することでアプローチ層が広がります」(福井牧彦代表)
3ヵ月間程試験運用した後に、利用者を募っていく方針だ。「トランプ大統領の影響もあり、越境ビジネスはドル依存だけでは危険。世界情勢をふまえ、為替変動しても対処できるよう、ユーロなど他の主要通貨やマーケットにもシフトできる体制作りは今後特に大事です。日本の中古品は、アニメなどブランド力もあり、ドイツの、物を長く大切に使うという国民性にもうまく溶け込んでいける、ポテンシャルのある分野です」(福井代表)
MuFFort 福井牧彦代表
415号(2017/05/10発行)3面