中小向け古物商団体、名称は「全日本古物商協会」
2017年10月12日
リユース業界の知識・地位向上を目指し、新たなリユース業界団体が設立された。(一社)全日本古物商協会(略称:JCDF、東京都中央区)がそれだ。10月末にWEBサイトを正式にオープンする。
JCDFの片岡寛之理事長
既に100店弱が集まっており、2020年までに会員企業数1000社を目指す。理事長は、総合リユース「生活応援隊」等10店を展開するネクストコードの片岡寛之代表が務める。
JCDFでは会員に対し、開業支援、「地域別買取ポータルサイト」への掲載、営業研修(講習会)、古物台帳を始めとする各種書類フォーマット提供などを実施する。WEB集客や人材育成の役割を協会が担い、事業規模の小さな会員でも経営を続けやすくする考えだ。古物商を営む上で必要な最新情報も随時公開していく。
業態を問わず古物商を広く募集し、「中小の事業者でも社会的信用力を付けながら営業できるようにしたい」(片岡理事長)。中小事業者を代表して有識者会議への参加・行政への意見提出なども行いたいと話す。
協会規模を拡大し、「ゆくゆくは警視庁・警察庁・経済産業省など関係省庁との連携も強化したい」(片岡理事長)。古物営業法などの法整備にも意見できる協会を目指す。
425号(2017/10/10発行)2面