エーツー、秋葉に8階旗艦店

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エーツー、秋葉に8階旗艦店

2017年10月25日

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「駿河屋」出店続々

エーツー(静岡県静岡市)が2018年8月、秋葉原に8階建ての「駿河屋本館」をオープンする。アニメグッズやメディア商品などを販売し月商1億円を目指す。同社は近年、年間売上約133億円のネット通販「駿河屋」の屋号を冠した実店舗の出店を進めている。その旗艦店という位置づけの店舗になる。

駿河屋秋葉原駅前店の外観駿河屋秋葉原駅前店の外観。8階建ての本館はまだ準備中。
駿河屋は各商品カテゴリで「地域最大の品揃え」にすることを重視している

支援店も5年で200店目指す

「秋葉原に4店出店しましたが、買い取りが好調で手狭。販売の面積がもっと必要だと考えていたところ、いい物件が出たので出店を決めました」

エーツーの杉山綱重社長は出店の経緯をそう話す。

本館を含めた秋葉原の店舗全体で商品の配置換えも想定している。まだ検討段階だが、プラモデルやぬいぐるみ、ミニカー、同人誌、レトロPC専門売り場などを入れる予定だ。

「必ず入れるのはぬいぐるみ。アニメやディズニー、ジブリのぬいぐるみなどは新品だと数千円から数万円と高単価。既存店でも販売しているが、非常に回転率もいい商品です」(杉山綱重社長)ぬいぐるみは再生産されず絶版になるものが多いため、中古の需用が高いと話す。中古PCは、PC9801など20世紀の中古PC本体と、中古ソフトなどをそろえ「昔のPCショップを再現」(杉山社長)する計画だ。

通販や既存店で好調な商品等をスピンアウトして売り場をつくる。

エーツーは、駿河屋を名古屋や九州にも出店しており現在全国にリニューアルも含めて14店を展開。この後大阪・日本橋、京都、神戸の出店が決まっており、池袋や新宿、横浜への出店も予定している。年間十数店舗ペースの出店を3年続けると話す。

また、駿河屋の相場で売買し、駿河屋に準ずる品揃えをサポートする形態の出店もはじめており、10月7日に愛媛県松山市の地場の企業が「アニメプラザサポーテッドバイ駿河屋」として新規オープンした。この形態の店舗を5年以内に200店にする計画だ。

エーツー 杉山綱重社長エーツー 杉山綱重社長

426号(2017/10/25発行)1面

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