大黒屋、ブランドオフ買収断念

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大黒屋、ブランドオフ買収断念

2017年11月27日

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合意に到らず交渉中止

大黒屋ホールディングス(東京都港区)が11月10日、ブランドオフとの資本業務提携に関して、交渉を中止すると発表した。

大黒屋は6月15日に締結した覚書に沿って、当初は8月末までに資本業務提携の最終締結を目指していたと言う。予定期間を過ぎた後もブランドオフの事業計画やデューデリの結果を踏まえた上で交渉を継続していたが、最終的な合意に至らず交渉中止を決めたと発表している。

尚、ブランドオフの安山勉社長は10月12日に本紙の取材に対し、GMSでの小型店出店やオムニチャネル化などの構想を話し、独自路線を強化する姿勢をにじませていた。

大黒屋は今年度、博多店や池袋店に続き11月11日には銀座中央通り店をオープン。中国合弁会社においては、北京に2号店をオープンしている。今年度中に上海店と青島店のオープンも予定しており、国内外での出店を進めている。英スピードローンファイナンスリミテッド事業においては、収益基盤を強化すべくリストラを実施していると言う。

ブランドオフとの提携でスピーディーなスケールを模索していたが、自社で国内外攻略を進める模様。

東京・銀座2丁目に11月11日、オープンした「銀座中央通り店」東京・銀座2丁目に11月11日、オープンした「銀座中央通り店」。国内25店目の店舗となる。質、中古ブランドの買取・販売を行う店として多くの集客を見込んでいる。

428号(2017/11/25発行)1面

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