国民生活センター、「宅配買取」相談増
2017年12月25日
昨年度は300件超え
国民生活センターが11月19日に、宅配買取りに関する相談が寄せられていると発表した。「ウェブサイトの買取金額の例示を見て、高値で買い取られると思っていたら、かけ離れた金額が振り込まれた」「送ったはずの品物を紛失された」など、非対面特有のトラブルが発生していると言う。
同センターと消費生活センターがデータを蓄積する「PIO-NET」の相談件数を見ると、2011年度は132件だったものが、2016年度には314件に増加している。さらに2017年度はハイペースで相談が寄せられている。
主な商品は、書籍などメディアや着物、携帯電話、アパレルなど。同センターは消費者に対して、「事業者の連絡先」「送料負担者や手数料」「返送時の品物の紛失や汚損の場合の賠償基準」など、宅配買取りの利用前にチェックするべきリストを参考で紹介している。
430号(2017/12/25発行)1面