スゴ技紹介
スタッフ一人ひとりが「金券のコンシェルジュ」として高い意識を持って働いている金券ショップ「チケットゾーン」(大阪府大阪市)。女性や若年層が利用しやすい店づくりで、金券ショップのイメージの打破に取り組んでいる。社員のスキルとモチベーションを上げるスゴ技を紹介する。
スタッフ手作りのポップ。この商品券がどこで使えるか、具体的に店舗のロゴをポップに貼ってある。スタッフからはこうしたアイデアを積極的に出してもらっている
金券コンシェルジュ育成
商品券を購入するお客にチケットゾーンのスタッフは一言添える。「どちらでお使いになる予定ですか」。お客がある百貨店名を伝えると「こちらの商品券の方がそこでも使えてお安いですよ」と、お得な情報を提案する。
同店が目指すのは「金券のコンシェルジュ」だ。ただ金券を売るだけでなく、お客にとって最適な情報を伝えている。「うまく使いこなせば、金券は本当にお得です。お客様には節約を実感してもらえるよう接客に力を入れています」と同社の松村肇社長。
チケットゾーン代表取締役 松村肇さん
「スタッフにはこんな声がけをしてください、とは伝えますが、後はお客様とのコミュニケーションで自信を付けていっているようです。また、スタッフからはなんでも提案してもらうようにしています」
会社概要
チケットゾーン(大阪府大阪市)
代表:松村肇
創業:昭和57年
事業内容:チケット買取・販売、インターネット通販、外貨両替、金・プラチナ買取
年商:78億円(2015年6月)
備考:チケットゾーンの他に、姉妹店「まいどちけっと」「Thank you チケット」がある
392号(2016/05/25発行)16面