ZOZOUSEDにコメ兵、ゲオが出店
2018年03月09日
スタートトゥデイ(東京都渋谷区)が運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」内の古着販売「ZOZOUSED」が、3月1日にマーケットプレイス化する。年間購入者数720万人のゾゾタウンに、古着販売事業者が出品できるようになる。
ゾゾユーズドは、スタートトゥデイの子会社クラウンジュエルが運営している。これまで自社で買い取った古着のみを販売していたが、コメ兵と、ゲオ運営のセカンドストリートがまず出店する。これにより、取扱いブランド8000以上、最大総掲載数120万点を超えるマーケットプレイスになる。
古着や中古のジュエリー・バッグ・時計などを扱う事業者の出店を増やし、中期的に取扱高500億円を目指す。
「ファッションに特化した通販サイトなので、ファッションを売るために何が重要か理解している。(中古のファッションが)一番高く、一番早く売れる場所にしていきたい」(クラウンジュエル 宮澤高浩社長)
同社がマーケットプレイス化を選んだのは、スピーディーに商品量と品揃えを拡充するため。フリマアプリなどの影響でリユースサービスの利用者が増える中、一社単体でなく既存事業者と組むことでスケールを目指す。
ゾゾユーズドは、「買い替え割り」を起爆剤に順調に売り上げを伸ばしている。買い替え割とは、ゾゾタウンで新品を購入する時に、購入履歴の中から下取りに出したいアイテムを選択すると、その場で下取り価格を割り引く仕組み。下取り品が集まり在庫が充実することで、2018年3月期の3Q売上高は前年比22.7%増の113.7億円となった。
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