本紙推計 中古市場規模1.8兆円に フリマアプリが成長寄与
2018年05月01日
本紙推計
中古市場規模1.8兆円に フリマアプリが成長寄与
リサイクル通信が独自にリユース市場規模の推計を行ったところ、2016年の市場規模は前年比7・4%増の1兆7743億円となった。調査対象とした2009年以降7年連続で拡大、フリマアプリの成長が大きく寄与した。
販売経路別では、店舗販売が前年に続いて1・5%減。ただ、事業者のネット販売が14・4%増と伸びたため、BtoCの市場で見ると1・8%増と横ばいで推移した。
市場を押し上げているのはフリマアプリの存在だ。ネット販売のCtoCセグメントは26・1%増の5093億に拡大。
ネット販売全体では7955億円とリユース市場全体の44・8%を占める。店舗販売セグメントが減少傾向にあることを考えると、リユース市場はネット主導で伸びていると言えそうだ。
主要商材別においては、「玩具・模型」、「衣料・服飾雑貨」が好調に推移した。一方、「ゲーム・メディア」、「パソコン」、「カー用品」は前年を下回る結果となっている。
リユース市場規模推計は国内の小売金額における市場規模を表したもので、法人間売買や輸出は含まれていない。なお、自動車や住宅は対象外。市場規模推計に関する詳細情報は、4月27日に発刊する「中古市場データブック2018」で紹介する予定だ。
第438号(2018/04/25発行)2面